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  • 2024/06/19

Corporate Effectuation

不確実性と向き合い、意思決定のあり⽅を変⾰する

VUCAの時代と言われています。VUCAとは、Volatile (不安定な、変化が大きい)、Uncertain (不確実な)、mplex(複雑な)、Ambiguous(分析できない、曖昧な)、の頭文字を取ったものです。まさに我々が今直面している現実です。

このVUCAな現実において企業はどのようにリスク・テイキングについて意思決定すべきなのでしょうか?
本講義では、これまでやみくもに従ってきた「コーゼーション(Causation)」アプローチによる意思決定への有力なアンチテーゼとしての「エフェクチュエーション(Effectuation)」アプローチをご紹介します。

より具体的には、
1)将来の期待リターン予測に基づいた意思決定ではなく、万が一の損失額をベースにした意思決定
2)実際に起こった予期しない出来事(ブラック・スワン)を忌避せず、それに乗っかっていくような意思決定
3)将来をBest Knowledgeによって予測しようとせず、自社でコントロールできる事柄にフォーカスした意思決定
等のありようについて皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。


■アジェンダ
1: エフェクチュエーショ理論の背景(レクチャー)
2: 自己紹介
3: いかに始めるか?
4: どういう状況になったら止めるか?
5: Effectuationのロジック再確認
6: ラップアップ


■参考著書:
KPMG「実装CVC」樋原伸彦・吉川健二
「第7章CVC投資の新視点〜思考の呪縛からの解放を目指して〜」
(中央経済社、2021年)

speaker 講師

樋原伸彦氏

早稲田大学大学院

経営管理研究科准教授

東京大学教養(国際関係論)卒。東京銀行(現:三菱U F J銀行)入行。
世界銀行コンサルタント、通商産業省通商産業研究所(現:経済産業省経済産業研究所)客員研究員、米コロンビア大学ビジネススクール日本経営研究所助手、カナダ・サスカチュワン大学ビジネススクール助教授、立命館大学経営学部准教授を経て、2011年から現職。米コロンビア大学大学院でPh.D.(経済学)を取得。
専門はファイナンスキャピタル、C V C、イノベーションのためのファイナンス、スタートアップ・エコシステム、エフェクチュエーション理論。早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所(http://cfi-wbs.com/)所長。
大学外では、大学ファンド外部審査委員会(経産省)委員、NEDO認定VC審査委員、NEDO NEP審査委員、(株)スケールアウト(http://www.scale-out.co.jp)社外取締役、など多数併任。

研究室 web site: http://hibara-wbs.com/

session information セッション概要

日程 2024年6月19日(水曜)
開催形式 オンライン

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